昨年の話しになるのですが、知らない方も多かったのでここで今一度・・・
保険業をしていると様々な相談を受けます。
・住宅の事
・老後の事
・学費の事
大まかに分けるとこんな感じでしょうか。
その中で、知られていなかったのが「国立大学の授業料値上げ」です。
大学受験を控えたお子さんがいらっしゃる方は、「知っているよ~」の声が大多数を占めていたのですが、中学校・小学校・幼稚園・保育園のお子さんがいらっしゃる方には、ほとんど知られていませんでした。
この授業料値上げは全国立大学で行われたものではありません。だから余計にややこしい・・・
近年で授業料を値上げした国立大学に「東京藝術大学」があります。
この学校名をあげると「まあ、特殊な大学だからね。」や「芸術はお金がかかるからね」と言われますが、他にも東京工業大学、千葉大学、一橋大学が値上げしました。
ぐっと身近な大学名が出てきましたよね。
国立大学の学費(入学金・授業料)は、文部科学省が定めた標準額に基づいて決められているのですが、この標準額の上限20%の範囲なら各大学が決める事が出来ます。
文部科学省が定めた標準額は
・入学金 282,000円
・授業料 535,800円
ですので、53万円の授業料が64万円までの増額となります。
その差額は1年間で11万円、4年間×11万円でトータル44万円の支出増ですね。
増額した大学はまだ限定ですが、今後この流れが広まる事も考えられます。
皆さんはお子さんの学資で保険を利用する方も大変多いですが、こうしたこと(インフレ)も織り込んで準備されていますか?